前回一つの採用枠に二人の候補がいて困っているという話をした。
私一人の考えなら、働いている姿が想像できる方を選択すると書いたが、採用担当者が二次面接で課題をやらせて判定したいということになったため、結局勘に頼るのもなんなので、そうすることにした。
まずは地元在住のAを呼んで二次面接をした。
二回めだが、印象は変わらない、むしろ肩の力が抜けて良くなっている印象があった。
私としては、口にこそ出さなかったが、Aが働いている姿は想像できていた。
私がAにした最後の質問は、「他は受けていますか?」だった。
私の質問にAは、「今は御社1本で、ダメだったら他を考えます」と答えた。
その言葉で、私の気持ちは決まった。Aは課題に取り組んだ後、帰って行った。初見で答えたのに、出来が良かった。
問題ない。ただ採用担当者はまだ、Bの採用の目も残している。
採用担当者は、Bの働く姿が想像出るのだろうか?
私には疑問だった。
Bを二次面接に呼ぶには、また新幹線を利用させなければならないため、求人広告を出した転職サイトのシステムで、質問と課題に取り組んでもらうことにして、メッセージを送った。期限は3日後に設定した。
どんなに仕事が忙しくても、その場で答える訳ではないので、余裕もあるはずだし、その分クオリティも出るはずと期待して待った。
結局Bは期限が来ても反応すらせずに、WEB上の二次面接を欠席した。
気づかなかったのだろか、、、。
一次面接の時、採用担当者は、Bに今後の連絡の取り方を選択させた。
Bの回答は、転職サイトのシステムと答えた。だから気づかないはずはない。
他に二社受けていると言っていたので、そちらに流れたのかもしれないが、辞退のメッセージさえないのは、失礼な感じがした。
結局採用は、こちらが選択したのではなく、Bの欠席により、自動的にAに決まった。
Aが私の会社を選択し、Bが私の会社を選択しなかった。
私の想像は間違っていなかったけれど、少し後味が悪い結末だった。
Aが活躍してくれることを祈りながら、入社日を楽しみに待とうと思います。